政治・国際
時事通信社

【無料】中国はなぜ日本を責め続けるのか=「魯迅」で考える中国人思考

2013年04月09日
(2500文字)
e-World

このエントリーをはてなブックマークに追加

[PR]
「e―World」筆者で、長年鋭い視点で中国を研究してこられた譚ろ美氏のオンデマンドブックレット「複眼中国─現代中国の襞(ひだ)を読み解く Vol.2」(矢吹晋氏と共著、時事通信社刊)が発売されました。
ご購入はhttp://jijipress-shop.com/まで。
※時事通信オンデマンドブックレットは書店での購入はできません。


中国はなぜ日本を責め続けるのか=「魯迅」で考える中国人の思考


■『不真面目』と『生真面目』がぶつかった時代の戦争
■「顔の見える戦い」が及ぼす影響
■「最後の戦争」と百年単位の思考幅

 1月に拙著『日中百年の群像 革命いまだ成らず』(上下巻、新潮社)を刊行したら、幾つかのメディアからインタビューを受けた。その中で「中国は、なぜいまだに戦争中のことで日本を責め続けるのか」と、素朴だが大事な質問をされた。短時間では説明しきれなかったし、良い機会なので、ここで記しておくことにしよう。

◇『不真面目』と『生真面目』がぶつかった時代の戦争

 私自身の答えというより、これは中国の文豪・魯迅の言った言葉の援用である。
 魯迅は日中戦争が始まった1930年代初頭、中国・北京のミッションスクールである輔仁大学で大学生に向けて講演を行った。細かい表現は忘れてしまったが、おおむね次のような主旨だった。

 ─日本との戦争が始まっても、中国人は一向に関心を持とうとしない。食うに困った庶民は日々のことしか考えず、学生たちは毎晩ダンスホールに入り浸っている。女にモテようと写真館で軍服を借りて写真を撮り、ダンスホールで見せびらかせて自慢する。その揚句、朝帰りの道で日本兵に捕まって身体検査をされ、胸ポケットにあった写真が証拠で殺される。だが、自分がなぜ捕まったのか、なぜ殺されなければならなかったのか、死んでも分からない。この戦争がどのようにして始まったのか、なぜ戦争をしているのかを、知ろうとしないからだ。思うに、・・・

続きを読む

この記事の続きは、WEB新書でお読みいただけます。

【無料】中国はなぜ日本を責め続けるのか=「魯迅」で考える中国人思考
0円

中国は、なぜいまだに戦争中のことで日本を責め続けるのか。文豪・魯迅いわく、日中戦争とは「不真面目」な中国人と「生真面目」な日本人がぶつかり合って起こった戦争である。だが、今や「不真面目」と「生真面目」の立場が、日中双方で逆転した。なぜか? ノンフィクション作家・譚ろ美氏が魯迅の言葉を基に解き明かす。※2012年3月2日に発行したものを2013年4月9日に無料公開しました。[掲載]e‐World(2012年3月7日、2500字)

    ビューアで読む

    スマートフォン、iPadでも読めますこの商品のアドレスをメールで送る

    Facebookでのコメント

    ご利用上の注意

    • WEB新書は、インターネットにつないだパソコン、iPhoneなどのスマートフォンやiPadなどインターネットブラウザを搭載した情報端末からの閲覧に対応しています。携帯電話からの閲覧には対応していません。
    • WEB新書は、著作権保護のためパソコンのローカル環境への保存はできない仕様となっています。あらかじめご了承ください。
    • WEB新書の購読には指定の料金が必要です。料金は商品のご購読時に1回発生します。ご購読後は何度でも繰り返しご覧いただけます。商品の閲覧権は1年間保証されます。ただし、著作権者や出版社などの事情により、販売停止や閲覧停止になる場合があります。
    • WEB新書の料金のお支払いはクレジットカードでの決済となります。朝日新聞社が提供する課金・認証サービス「Jpass」への会員登録および、購読手続きが必要です。
    • WEB新書の購読に伴う取引は、「Jpass」を運営する朝日新聞社とお客様との間のお取引になります。
    • 購読手続きが完了した商品は、商品の記事を全文閲覧することができます。購読期間中は「マイWEB新書」に保存され、何度でも閲覧することができます。マイWEB新書へのアクセスおよび、商品の閲覧には「Jpass」へのログインが必要です。
    • サービスの内容や購入手続きに関して不明な点は、こちらの問い合わせ窓口よりJpassお客様サポート宛にお願いいたします。

    このページのトップに戻る