政治・国際
時事通信社

竜は蒼空を昇るか=人民は困窮、正恩はミサイル発射で祝福

2012年04月09日
(4300文字)
e-World

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竜は蒼空を昇るか=人民は困窮、正恩はミサイル発射で祝福


■功焦る「軍事の天才」
■体を張って韓国を挑発
■実話小説「銃身」
■「ピョルピッ」計画の竜
■崩壊ドミノ救った? テポドン発射




 金正恩が賭けに出た。金日成生誕100年に合わせ、北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は4月12〜16日の間に地球観測衛星「光明星3号」を打ち上げると予告した。「強盛国家建設を急ぐ、わが軍隊と人民を鼓舞し、わが国の平和的宇宙利用技術を新たな段階に引き上げる重要な契機だ」。相変わらず、もっともらしい談話が発表されたが、長距離弾道ミサイルの発射実験強行にほかならない。

◇功焦る「軍事の天才」

 父・金正日亡き後、いまだ朝鮮人民軍最高司令官の肩書きのみで党と人民の「最高領導者」と持ち上げられている金正恩は、4月中旬に開催される朝鮮労働党代表者会で晴れて党総書記に推戴される可能性が高い。遺訓でもある「強盛大国」の大門を開き、名実ともに最高指導者になる、その「祝砲」としての長距離弾道ミサイル発射─。だが、米朝交渉がそれなりに進展し、食糧(栄養ビスケット)援助を取り付けながら、あえてリスクを負ってまで奇策に出た理由は分からない。大統領選を控えたオバマ政権の足元を見たのかもしれないし、そもそも米朝協議妥結に北朝鮮は満足していなかったのかもしれない。

 ただ平壌のメディアの報道ぶりが引っ掛かる・・・

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竜は蒼空を昇るか=人民は困窮、正恩はミサイル発射で祝福
210円(税込)

北朝鮮は金日成生誕100年に合わせ、4月12〜16日の間に地球観測衛星「光明星3号」を打ち上げると予告。「強盛国家建設を急ぐ」「軍隊と人民を鼓舞」「(北朝鮮の)平和的宇宙利用技術を新たな段階に引き上げる重要な契機」など、もっともらしい談話が発表されたが、長距離弾道ミサイルの発射実験強行にほかならない。賭けに出た金正恩。その思惑を探る。[掲載]e‐World(2012年3月28日、4300字)

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