■薄熙来は文革の「遺毒」か
■屈辱跳ね返す政治キャンペーン
■「ミニ毛沢東」が造った「独立王国」
■妻への捜査に激怒、王立軍との対立
■全人代での態度に問題、急転直下の解任
■胡耀邦失脚をめぐる根深い怨念
中国全国人民代表大会(全人代)が閉幕した翌日の3月15日、共産党中央は重慶市トップの薄熙来共産党委員会書記を電撃的に解任した。背景にあるのは、胡錦濤国家主席率いる共産主義青年団(共青団)と、薄氏ら「太子党」の権力対立という単純な問題ではない。「改革」という、ここ30年間以上にわたり中国指導部を揺れ動かしてきた国家の将来に関する路線をめぐる巨大な闘争をはっきりと見ることができる。薄熙来という党内の「風雲児」がこの路線闘争を引き起こしたわけだが、胡錦濤国家主席や温家宝首相は、「政治スター」薄熙来のどこに怒りが収まらなかったのか─。
3月14日、全人代閉幕記者会見。温首相がこう語り出すと、会場となった人民大会堂は静まり返った・・・
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中国共産党中央は重慶市トップの薄熙来共産党委員会書記を解任した。この事件は「共青団vs.太子党」という単純な権力対立ではなく、30年間以上にわたり中国指導部を揺れ動かしてきた「改革」という巨大な路線闘争の上にあった。電撃解任の舞台裏を追う。[掲載]e‐World(2012年3月28日、5700字)
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