政治・国際
時事通信社

内部抗争激化へ、体制崩壊の端緒か=ミサイル失敗で深刻化の正恩新体制

2012年04月23日
(5600文字)
e-World

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内部抗争激化へ、体制崩壊の端緒か=ミサイル失敗で深刻化の正恩新体制


■粛清の対象は?
■新旧軍部が相争う構図
■指示を無視、粛清で保身まん延
■ぜいたく三昧に民心離反




 金正恩は、朝鮮労働党第1書記就任に続き、長距離弾道ミサイル発射を通じて、新体制の強固さを内外に誇示しようとした。だが、その意図は黄海上に落下したミサイルと共に粉々に砕け散った。新体制の行く末を暗示する失敗劇だった。

 一般的には、ミサイル発射の失敗原因は、北朝鮮の技術水準の遅れ、経済制裁強化による核心部品の入手困難など、技術的な事情によるものと目されている。
 しかし北朝鮮では、技術的な要因よりも政治的な考慮と背景が優先される。この特殊性を考えれば、ミサイル発射失敗の根本原因は政治的要因にある。
 今回、金正恩の業績作りのために、十分な準備なしにミサイル発射を性急に決定した。それに、まだ時間的な余裕や機会があるにもかかわらず、直近の行事日程に合わせて4月13日の発射を強行した。このことが「政治的事情の最優先」を物語っている。

◇粛清の対象は?

 ミサイル発射の決定が、そもそも金正恩自身の企画立案によるものなのか。それとも「新軍部三羽がらす」(李英鎬・総参謀長、金英徹・人民武力省偵察総局長、金正角・人民武力部長)による政治介入の産物なのか。今のところ判然としない。だが・・・

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内部抗争激化へ、体制崩壊の端緒か=ミサイル失敗で深刻化の正恩新体制
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金正恩は朝鮮労働党第1書記就任に続き、長距離弾道ミサイル発射を強行した。新体制の強固さを内外に誇示しようとしたものだったが、失敗に終わった。その原因は技術的な事情によるものと一般的には目されているが、根本原因は政治的要因にある。ミサイル発射の裏でうごめく正恩新体制内部の権力闘争を解説する。[掲載]e‐World(2012年4月25日、5600字)

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