医療・健康
河北新報社

その命を救え! 被災地で奮闘 医師らの記録

2011年09月13日
(6600文字)
河北新報

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その命を救え!
 被災地で奮闘 医師らの記録

◇最前線への医師派遣を独自判断(東北大病院)
◇薬不足4日目、発作次々(気仙沼の精神科病院)
◇歯での身元特定効率化(宮城県警と県歯科医師会)


東北大病院、無条件に転院受け入れ
最前線へ医師派遣を独自判断

2011年8月22日

 東日本大震災では津波で沿岸部の多数の医療機関が被災し、被害を免れた病院に患者が殺到した。東北大病院は震災後、医師らを沿岸部に派遣するとともに、被災地の病院が収容しきれなかった患者300人以上の入院を受け入れ、パンク寸前だった医療を支えた。災害下、大学病院に求められる役割とは何か―。突き付けられた命題に、後方支援の現場はどんな答えを出したのか。

(菊池春子)

●決意
 「沿岸の病院は壊滅状態」「残された石巻赤十字病院には患者が殺到。修羅場になっている」「水や食料、医療スタッフも足りない」

 震災翌日の3月12日。東北大病院の災害対策本部には災害派遣医療チーム(DMAT)の隊員や現地の医師らを通じ、沿岸部の被災情報が刻々と入り始めていた。

 免震構造の東北大病院の病棟に大きな被害はなく、入院患者や医療スタッフも無事だった。救急搬送される患者も想定よりは少ない。電気や水も非常用に切り替わり、一定程度の診療機能は維持できていた。医師の数は大学院生なども含めると一般の病院と比較して圧倒的に多い。

 自分たちが今、すべきことは何か。「地域医療の最後のとりでとして、被災地の病院を支えなければならない。最前線の病院を絶対に疲弊させてはならない」。里見進院長(63)は態勢づくりを急いだ。宮城県の防災計画などで災害時の「大学病院」の役割が規定されているわけではなく、独自の判断が必要だった。

・・・

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その命を救え! 被災地で奮闘 医師らの記録
210円(税込)

東日本大震災では津波で沿岸部の多数の医療機関が被災し、被害を免れた病院に患者が殺到した。東北大病院は震災後、医師らを沿岸部に派遣するとともに、被災地の病院が収容しきれなかった患者300人以上の入院を受け入れ、パンク寸前だった医療を支えた。災害下、大学病院に求められる役割とは何か。突き付けられた命題に、後方支援の現場はどんな答えを出したのか―。(2011年5月19日〜8月22日、6600字)

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