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河北新報社

「再び甲子園に」 異色の指導者・大越基の挑戦

2011年11月15日
(4600文字)
河北新報

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「再び甲子園に」 異色の指導者・大越基の挑戦
 甲子園準優勝投手のその後


 1989年(平成元年)夏、高校野球の甲子園大会で準優勝した仙台育英高のエースで、元プロ野球選手の大越基(もとい)=(40)=が再び、甲子園を目指す。監督を務める山口県の私立早鞆(はやとも)高が2011年の秋季県大会で優勝し、同年10月28日からの中国大会出場を決めた。華々しい活躍がファンの記憶に残るが、実は挫折と挑戦を繰り返した野球人生。その足跡を振り返るとともに、異色の指導者が球児と向き合う姿を追った。

(スポーツ部・林直樹、敬称略)


◇東北人として 「頑張る姿見せたい」

2011年10月26日掲載


 「ことしの秋から(監督になって)3年目に入り、こんな早く優勝できるとは思っていなかったので、ちょっと自分の中ではびっくりしています。中国大会でも暴れ、甲子園の切符を手にしたいと思います」

【早鞆高45年ぶりV】
 2011年9月21日、山口市の西京スタジアムで行われた秋季山口県大会決勝。早鞆高は10―3で岩国工高に大勝し、45年ぶりの頂点に立った。試合後、マスコミ各社の取材に対し、大越は少し早口に感想を語り、喜びをかみしめていた。

 東北で生まれ育った者として、ことし勝ちたい理由があった。2011年3月11日に東日本大震災が発生し、仙台市や故郷の宮城県七ケ浜町など、東北各地で多くの人が犠牲になり、家や仕事だけでなく生きる希望を失った人もいる。

 仙台育英高時代、七ケ浜町から通学していた同級生の家が津波で流され、母親が亡くなった。知人の電話で故郷の惨状を知り、言葉を失った。学校や自宅のテレビで繰り返し流される映像が練習中も頭を離れなかった。

 校長や野球部長には帰郷を勧められたが、山口を離れなかった・・・

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「再び甲子園に」 異色の指導者・大越基の挑戦
210円(税込)

1989年(平成元年)夏、高校野球の甲子園大会で準優勝した仙台育英高のエースで、元プロ野球選手の大越基(もとい)=(40)=が再び、甲子園を目指す。監督を務める山口県の私立早鞆(はやとも)高が2011年の秋季県大会で優勝し、同年10月28日からの中国大会出場を決めた。華々しい活躍がファンの記憶に残るが、実は挫折と挑戦を繰り返した野球人生。その足跡を振り返るとともに、異色の指導者が球児と向き合う姿を追った。(2011年10月26日〜11月7日、4600字)

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