オーボエ 鈴木繁さん(57) 音楽家の役割、再確認
ビオラ 御供和江さん(44) 聴衆と向き合い演奏
クラリネット 千石進さん(59) 奏でる喜び、肌で知る
オーボエ 西沢澄博さん(31) 恩師が激励、共演実現
バイオリン 熊谷洋子さん(50) 自然体、友の遺志胸に
仙台フィルハーモニー管弦楽団が、東日本大震災後に避難所や街角で「復興コンサート」を続けている。被災地にボランティアで音楽を届けながら、楽団のメンバーはオーケストラの役割を見つめ直していた。公演が軒並みキャンセルされた中でも楽器を離さなかった団員に、思いを聞いた。
(生活文化部・安達孝太郎)
2011年8月27日掲載
【心をほぐす旋律】
「また、ここに戻ってきたな」。30年ぶりの会場。チューニングのためオーボエで「ラ」の音を出すと、みんながそれに合わせて音を決める。その瞬間、不思議な感覚に包まれた。
ことし3月26日、仙台市宮城野区の見瑞寺。震災から人々が立ち直ることを願って始まった「復興コンサート」の1回目が開かれた。
オーケストラのメンバー30人が、バーバー「弦楽のためのアダージョ」やエルガー「愛の挨拶(あいさつ)」などを演奏した。震災からわずか2週間あまり。一人一人の張り詰めていた心をほぐすようなメロディーが、静かに奏でられた。
【草創期思い出す】
1978年、仙台フィルの前身宮城フィルハーモニー管弦楽団は、プロとして本格的に活動し始めた。初代常任指揮者だった片岡良和さん(78)が見瑞寺の住職で、境内を練習場所として提供した。鈴木さんにとっては、その後何度も通った思い出深い場所だ・・・
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仙台フィルハーモニー管弦楽団が、東日本大震災後に避難所や街角で「復興コンサート」を続けている。被災地にボランティアで音楽を届けながら、楽団のメンバーはオーケストラの役割を見つめ直していた。公演が軒並みキャンセルされた中でも楽器を離さなかった団員に、思いを聞いた。(2011年8月27日〜10月13日、6000字)
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