2012年3月4、26日掲載
◇大量のがれき 進まぬ広域処理
◇放射能不安が障害に
◇がれき広域処理・東京ルポ
◇東京二十三区清掃組合管理者・西川荒川区長に聞く
東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理が進まない。処理作業の前提となる、県外の自治体に廃棄物処理の一部を引き受けてもらう広域処理が進まないためだ。国が掲げる完了目標は2014年3月。既に4〜5カ月の遅れが出ており、達成は極めて厳しい状況だ。津波がもたらした未曽有のがれきは復興の歩みに重くのしかかる。
養殖ワカメの収穫が本格化する宮城県南三陸町の志津川湾。がれきの山が海に迫る。約1・5キロ東に離れた漁港で作業に励む漁師渡辺長喜さん(66)が表情を曇らせた。
「いつになったらがれきが片付くのか。大潮や波の高い時、湾内にごみが流れ出る。作業中も仲間と風向きや潮の流れを心配している」
湾に隣接する松原グラウンドは、がれきの1次仮置き場として木くずなど分別前のがれきが山積みになっている。2次仮置き場に移す予定だが、気仙沼・南三陸地区では用地選定作業が難航。いまだ焼却炉すらない。
各地の2次仮置き場も深刻な状況だ・・・
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東日本大震災で発生した災害廃棄物の処理が進まない。処理作業の前提となる、県外の自治体に廃棄物処理の一部を引き受けてもらう広域処理が進まないためだ。国が掲げる完了目標は2014年3月。既に4〜5カ月の遅れが出ており、達成は極めて厳しい状況だ。津波がもたらした未曽有のがれきは、復興の道のりを阻んでいる。[掲載]河北新報(2012年3月4、26日、7500字)
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