政治・国際
沖縄タイムス社

自衛隊着々・ミサイル狂騒曲の裏側

2012年04月24日
(5800文字)
沖縄タイムス

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 復帰以来、沖縄で一歩ずつ存在感を拡大してきた自衛隊。北朝鮮のミサイルに備えるとして、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や約950人を動員した空前の大展開が残したものを検証する。

(1)与那国配備へ蜜月深化


 「破片が落ちてこないのは分かっている」。北朝鮮の長距離弾道ミサイルが発射される2日前の11日。与那国島に派遣された自衛官が漏らした。
 予想された軌道の直下に当たる多良間島にいた自衛官は5人。約170キロ離れた与那国に、約50人が展開した。
 「多良間の10倍の動員は多かった気もする」と、与那国町の外間守吉町長は率直に振り返る。万が一、破片が落下したとしても、任務は探したり、有害かどうかを検知したりで、50人必要かどうかは疑問が残る。
 「これだけ来てもらったのは、自衛隊誘致運動が形として表れたということ。誘致の既成事実づくり、布石になっていくことは否定できない」。派遣は必要というよりも、政治的なシンボルだと受け止めた。

 自衛隊の与那国配備は本年度、実行段階に入る。防衛省は、陸自沿岸監視部隊の駐屯地用地を取得する費用など10億円を計上した。
 陸自トップの君塚栄治陸上幕僚長は11日、日帰りの視察で与那国町役場にも足を延ばし、「スムーズな予算執行にご協力いただきたい」と依頼。外間町長も「一緒にやっていきましょう」と応じた。
 予定地の南牧場周辺には、町有地のほかに私有地がある。数人の地主が自衛隊に使ってほしいと求め、防衛省側も検討しているという・・・

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自衛隊着々・ミサイル狂騒曲の裏側
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復帰以来、沖縄で一歩ずつ存在感を拡大してきた自衛隊。北朝鮮のミサイルに備えるとして、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)や約950人を動員した空前の大展開が残したものを検証する。[掲載]沖縄タイムス(2012年4月20日、5800字)

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