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特集 (1)海乃、ビシビシもの言う“男前女子”を大人っぽく

2015年10月1日更新
写真:「A―EN〈ARI VERSION〉」公演から、マリッサ役の海乃美月=撮影・岸隆子=撮影・岸隆子 「A―EN〈ARI VERSION〉」公演から、マリッサ役の海乃美月=撮影・岸隆子=撮影・岸隆子

 アーサー・バージョンと同じ学園なのでセットも同じ。まるで前回の続きのようで、そんなところもワクワク感が高まります。今回も、個性豊かな生徒たちが歌って踊って、まずはにぎやかな学園生活を感じさせました。モヒカンヘアにビジュアル系、アジア系、お嬢様系と、一人ひとりをチェックするだけでも忙しくなりそう。

 舞台はニューヨークのブルックリン・ハイスクール。ダンスパーティー「ジュニア・プロム」に向け、生徒たちは皆、心を弾ませ、学年一の男子生徒“プロムキング”と女子生徒“プロムクイーン”に選ばれようと、自分磨きに必死です。前回は卒業間近でしたが、今回は高校生活真っただ中。その違いだけで、おおむね同じシチュエーションから始まりました。

――ある日、学園にアリエル・スターレット、通称アリ(暁)が転校生としてやってきた。その挙動不審で頼りない様子に不安になった教師のユリシーズ(颯希有翔)は、学園一の美少女マリッサ・ムーア(海乃美月)に案内役を依頼する。さっそくドジを連発して学園中の笑いものになるアリの面倒をみさせられ、マリッサはうんざりしていたが、食堂で不良学生にからまれたところを、俊敏な動きで助けてくれたことをきっかけに、彼をプロムキングにしたてようと思いつく。

 アリはずんぐりした体形でメガネをかけて、ぼさぼさの髪にフードをかぶり、大きなリュックを背負った制服姿がまったくイケてません。おっちょこちょいで気も弱く、いかにもダメ男の典型的なタイプですが、実は父が野球部顧問、母がバレエ教師ということもあって、抜群の運動神経を持っていました。その能力を生かして悪者を退治する、まさに少女漫画な展開と、偶然メガネをはずした顔がイケメンだったことから、マリッサは「これだ!」と思ったのでした。

 こうして、マリッサはアリを変身させて2人でプロムキングとプロムクイーンを狙う計画を始めたのですが、マリッサの元彼コリン(蓮つかさ)が、新しい彼女のサンドリーヌ(美園さくら)とともに挑発してくるところも、アーサー・バージョンと同じ流れです。

 海乃さん演じるマリッサは、ブロンドのストレートロングとスレンダーなスタイルが美しく、みんなから憧れられる存在。煮え切らないアリにビシビシもの言う“男前女子”で、大人っぽい見かけが、姉さん女房の雰囲気に拍車をかけて、いいコンビネーションとなっています。

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