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特集 【インタビュー】「フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー」出演
ワイルドホーン&和央ようか、すてきなコンビネーション

2015年11月20日更新

 「ジキル&ハイド」「スカーレット・ピンパーネル」「デスノート」など数々のミュージカルの楽曲を手がけ、日本でも人気の高い作曲家、フランク・ワイルドホーンによるコンサート「フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー」が年末のクリスマスシーズンに大阪と東京で開催される。このコンサートには、元宝塚トップスターで、この8月にワイルドホーンと挙式したばかりの和央ようかも出演する。スターファイルではこの2人に、コンサートへの思いや2人の関係、近況などを聞いた。(演劇ジャーナリスト・中本千晶)

 コンサートにはワイルドホーンとも親交の深い世界の有名アーティストが集結するが、「その中の一員としていられることは本当に幸せ。緊張するけれど楽しみ」と和央は話す。そんな和央が何を歌うのかが気になるところだが、ワイルドホーンからは「サプライズもたくさん用意しています」とも。

 ちなみに、ワイルドホーンの楽曲の中で「一番好きな曲は?」という問いを和央にぶつけてみたところ「思い入れがあるのはやはり『NEVER SAY GOODBYE』」との答え。これは和央の宝塚退団公演であり「私だけしか演じたことがない、私のための作品」、それだけに、愛着もひとしおのようだ。

 それぞれ、お互いの第一印象についても聞いてみた。当初ワイルドホーンのことを「雲の上の人」だと思っていた和央は、稽古で接してみてから、あまりのフレンドリーさに驚き「こういうエラい人もいるんだ」と思ったとか。いっぽうのワイルドホーン氏は稽古場で初めて和央を見たときから「他の人と全然違うと、最初から感じていた」らしい。

 これまでもマスコミ取材で「彼女は僕のミューズ」とコメントしているワイルドホーンだが、今回のインタビューでも和央に対する称賛の言葉はとどまるところを知らなかった。実際、和央の存在のおかげで作曲への意欲もますます高まり「書くのがやめられないほど」なのだという。一方、和央も「知らない間に引き出しにいっぱいものを入れてもらっている感じ」と、共に過ごす生活からはかけがえのない刺激を受けているようだ。

 はにかみながら控えめに話す和央と、それを優しくフォローしながらも、親しみを込めて話してくれたワイルドホーン。そんなすてきなコンビネーションからも、2人の公私ともに充実している様子が感じ取れるインタビューとなった。

〈フランク・ワイルドホーンさんプロフィル〉
 アメリカの作曲家。特にブロードウェー・ミュージカルの作曲家として知られ、手掛けた作品は、世界中で上演されている。代表作は「ジキル&ハイド」で、ブロードウェーで4年間上演された。1999年、「ジキル&ハイド」「スカーレット・ピンパーネル」「南北戦争/The Civil War」が上演され、ブロードウェーで3本同時に上演された最初のアメリカ人作曲家となった。ワイルドホーンはブロードウェーの音楽家として初めて宝塚歌劇団と共に制作を行い、宙組の和央ようかの退団公演である「Never Say Goodbye」を手掛けた。

〈和央ようかさんプロフィル〉
 宝塚歌劇団の元宙組トップスター。日本を代表する女優。1988年に入団後、舞台に映える長身と涼やかな顔立ち、そして歌唱力で入団当初から注目され、2000年に宙組トップスターに就任。06年「NEVER SAY GOODBYE」(ワイルドホーン作曲)で退団。その後は日本語版「シカゴ」ヴェルマ役オリジナルキャスト、ワイルドホーンの「ドラキュラ」ドラキュラ伯爵役など多数出演している。

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◆「フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー」
《大阪公演》2015年12月23日(水・祝) 梅田芸術劇場メインホール
《東京公演》2015年12月26日(土)~27日(日) 東急シアターオーブ
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.umegei.com/frank/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)など。2015年10月に『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。