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特集 【公演評】舞台「真田十勇士」
舞台ならではの「まことの力」を見せつける

2016年9月21日更新
写真:「真田十勇士」公演から=阿部章仁撮影 「真田十勇士」公演から=阿部章仁撮影

 まことになってしまうウソ、まことにならぬウソ。どんでん返しに次ぐどんでん返し。いったい何がウソで何がまことか? 最後の最後まで気が抜けない。(演劇ジャーナリスト・中本千晶)

 9月11日に東京・新国立劇場で幕を開けた舞台「真田十勇士」は、そんな話だ。なんと「真田幸村が知謀にたけた名将というのはウソ。じつは茶の湯をこよなく愛する凡庸な武将だった」という、とんでもない設定から始まる。大河ドラマ「真田丸」とはえらい違いである。

 世間のうわさとのギャップに悩む幸村(加藤雅也)が、気ままに生きている元・忍びの猿飛佐助(中村勘九郎)と出会う。「ウソだって突き通せばまことになる」、そう思いついた佐助は、幸村をホンモノの名将に仕立て上げる作戦を思いついた。

 それは「真田十勇士」なるチームを結成し、「幸村の周りにはすごいやつらがいるらしい」とのうわさを流すことだった。元・忍び仲間の霧隠才蔵(加藤和樹)を始め、個性あふれる面々をスカウトしてくる佐助。1幕は「十勇士」たちがそろうまでの過程が愉快に描かれるが、うって変わって2幕では大坂冬の陣、夏の陣での十勇士らの闘いぶりが壮絶に描かれる。

 プロジェクションマッピングを駆使した見せ方はいかにも今どきの舞台らしいが、結局最後は殺陣と芝居の迫力に圧倒される。舞台ならではの「まことの力」を見せつける作品でもある。

 2014年の初演以来、2度目の再演となるこの作品。東京・新国立劇場(10月3日まで)に続いて、KAAT神奈川芸術劇場(10月8~10日)、兵庫県立芸術文化センター(10月14日~23日)と上演が続く。初日に先立っての舞台稽古の様子をお伝えしよう。

※有料ページでは、さらにくわしく舞台の様子をお伝えしています。ぜひご覧ください。

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◆舞台「真田十勇士」
《東京公演》2016年9月11日(日)~10月3日(月) 新国立劇場 中劇場
《横浜公演》2016年10月8日(土)~10日(月・祝) KAAT神奈川芸術劇場
《関西公演》2016年10月14日(金)~23日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://sanadajuyushi.jp/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)など。2015年10月に『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。