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特集 (3)付き人さんが取材を受けてるとなれば大丈夫なのに

2016年9月26日更新
写真:凰稀かなめ=岸隆子撮影 凰稀かなめ=岸隆子撮影

――「1789―バスティーユの恋人たち―」ではマリー・アントワネット役で、本格的な舞台女優デビューも果たしました。

 大変でした。声を戻すのもまだ途中ですし、男性キャストと組んだ時にクセが出てしまって、自分がリードしようとするんです。寄り添っていかなきゃいけないのに、ついつい手が出てしまう。今回のお稽古でも、CONVOYの男性と一緒に踊る時に、手をこう、下から出してしまって、「違うでしょ」って裏返されたりして(笑)

――どうしても男前になっちゃう。

 そのへんは難しいですねえ。リードの仕方も、こうしたら女の人が踊りやすいとわかっているので、本当はやってもらう立場なんですけど、勝手に自分で動いちゃってる。

――男役のしぐさが体に染みついていますもんね。

 もちろん座る時も、脚が開いてしまいます。今もそろえようとしたんですが、やっぱり開いちゃうので、高いヒールもはいてますし、ごめんなさいと思いながら、こうして脚を組んでごまかしています(笑)

――でも、アントワネットの美しさはさすがでした。ファンのみなさんの反応はいかがでしたか?

 私の舞台姿を好きでいて下さるので、喜んでもらえたんじゃないかなと思います。宝塚時代は独特のメイクをして男性の姿で演じていましたが、演じることに関しては男も女も変わりはありませんでした。ただ見せ方というか、男女のありかたっていうのはこれからも勉強しなきゃいけないと思っています。

――なにか新たな発見などはありましたか?

 やっぱり、演じている時の方が楽だと感じましたね。こうして今、しゃべっていることの方がつらい。何者かになりきっている方が楽なんです。

――そこはさすが役者さんですね。

 結構大変なんですよ、取材とか。公演はお楽しみにしていてほしいから、内容とかはしゃべりたくないんですが、宣伝はしなきゃいけないでしょ。でも何を話したらいいかわからない。たとえば前回の「Beginning」で付き人さんが出てきたじゃないですか。あのスタイルなら、たぶんしゃべれると思うんですよ。付き人さんが取材を受けてるとなれば大丈夫なのに。

――ああ~今日、ジャージー持ってきてもらうんでした!

 ジャージーだけじゃダメ! かつらとかの小道具もセットして完璧でなきゃ(笑)。でもたぶん、ハチャメチャになります(笑)

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