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特集 【公演評】劇団スタジオライフ「BLOOD RELATIONS ~血のつながり~」
演劇的な面白さに満ちた、骨太なミステリー作品

2016年9月28日更新
写真:「BLOOD RELATIONS ~血のつながり~」公演から〈Fateチーム〉=劇団スタジオライフ提供 「BLOOD RELATIONS ~血のつながり~」公演から〈Fateチーム〉=劇団スタジオライフ提供

 1892年に起こり、今なお米国犯罪史上最大の迷宮入りミステリーといわれる“リッヅィー・ボーデン事件”。その事件を取り上げたカナダ発の傑作舞台「BLOOD RELATIONS ~血のつながり~」を、スタジオライフが上演中だ。両親を惨殺した容疑をかけられた女性リッヅィー・ボーデンと、その家族の確執をサスペンスフルに描きながら、当時の家父長制のもとで抑圧された女性の悲劇をあぶり出す。(フリーライター・岩橋朝美)

 事件から10年後。両親殺害の疑いをかけられながら無罪となったリッヅィー(青木隆敏)は、恋人関係にある(と思われる)「女優」(松本慎也、久保優二/Wキャスト)とティータイムを楽しんでいた。事件について「あなたがやったの?」と問う「女優」に、「ゲームをしない? あなたが私の役をやるの」と芝居を持ちかけるリッヅィー。ふたりは芝居のゲームを通して、10年前の事件の真相に迫っていく。

 恋人が殺人犯かもしれないと疑念を持つ「女優」と、真相を語ろうとしないリッヅィーの心理戦。彼女たちがゲームとして演じる過去の事件。現在と劇中劇が交錯しながら緊張感と加速度を増して結末へと突き進む舞台は、演劇的な面白さに満ちていて上演時間の2時間があっという間。そして、本作は極上のサスペンスであると同時に、事件の背景にある性差別やマイノリティー差別に切り込んだ骨太なミステリー作品だ。

※有料ページでは、さらにくわしく舞台の様子をお伝えしています。ぜひご覧ください。

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◆The Other Life Vol.9「BLOOD RELATIONS ~血のつながり~」
《東京公演》2016年9月15日(木)~10月2日(日) 新宿シアターモリエール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.studio-life.com/stage/blood-relations2016/

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。