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特集 【公演評】星組「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」
柚希のルイ14世、モダンでキッチュな歴史絵巻で

2014年6月4日更新

 宝塚星組「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」が、5月17日から6月2日まで、渋谷の東急シアターオーブで上演された。2005年の初演以来、フランスで最高興行記録を打ち立て、ヨーロッパで170万人以上の観客を動員したという話題のスペクタクル・ミュージカルである。(フリージャーナリスト・中本千晶)

 フランス・ブルボン王朝最盛期の君主であり「太陽王」の異名を持つ、ルイ14世の生涯を描いた舞台である。第1幕では、いわば飾り物の国王であった若き日のルイ14世が、王たる者の覚悟に目覚めていくまでの過程が描かれる。代わって第2幕は、絶対王権を確立したルイ14世による名言「朕は国家なり」からの幕開けだ。ラストにはタカラヅカ版らしく、フィナーレも付いている。

 舞台装置はシンプルな現代風味で、音楽もノリの良いフレンチロック。登場人物の衣装や髪型も斬新なデザインだ。豪奢な「ベルサイユのばら」的な世界観とはまったく違う。まるで、モダンでキッチュな(斬新で遊び心のある)歴史絵巻を見ているようだった。

 見どころはキャスティングの妙だろう。今、孤独な王者を演じるに相応しい、円熟のトップスター柚希礼音はもちろんのことなのだが、彼を取り巻く多彩な人物たちを演じる星組メンバーが、まさに適材適所。以下、この「歴史絵巻」に随所に散りばめられた、各キャストの見どころについて解説していこう。

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◆ミュージカル「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」
《東急シアターオーブ公演》2014年5月17日(土)~6月2日(月) 東急シアターオーブ
※この公演は終了しています

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で鋭く分析し続けている。主な著作に『宝塚読本』(文春文庫)、『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)、『タカラヅカ流世界史』(東京堂出版)など。2014年4月に『タカラヅカ100年100問100答』(東京堂出版)を出版。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。